XT30とマウントアダプターSHOTEN LM-FXの不適合の話【FUJIFILM】
長年、デジタル一眼レフを使って来たので、マウントアダプターでオールドレンズを楽しむ…というようなこととは少し遠い位置にいたのですが、昨年FUJIFILMのXT30を買ってから、このあたりが俄かに気になるようになって来ました。
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ミラーレス機を買って、オールドレンズが気になり始めた。
最初は、やはりネットでよく見るオールドレンズが気になり始め、逆光で派手なゴーストやフレアを入れ込んだ写真を見てはこんなのをやりたい…と思いました。
この頃気になったのは、
・mc Minolta rokkor F1.7/55mm
虹ぽい?形や二重丸のゴーストが出やすいらしい。
・smc pentax supert takumar F1.4/50mm(M42)
ボケがトロッとして、写りは開放でふんわり、若干個性の素直なレンズ。
・smc pentax supert takumar F1.8/55mm(M42)
虹のような輪っかが出る。
このあたり。
しかし、この興味は自然消滅してしまい、レンズ購入まではいきませんでした。
Nokton Classic S・C 35mmf1.4かっこいい。
そして、次に気になったのがVOIGTLANDER・フォクトレンダー。
このVOIGTLANDERは、オールドレンズではないのですが、現代の最先端の技術で、現代レンズからオールド風の味を持ったレンズまで様々なものを出しています。
この中で、黒い鏡筒に銀色の縁取りがあるNokton Classic S・C 35mmf1.4などのシリーズに一目惚れしてしまいました。
そこで、これを使うためにはどうすればいいのか?ということで調べると、
ライカMマウント(Nokton)をFUJIFILM Xマウントに変換する「マウントアダプター」を買えばいいらしい…。
そこで、さらに調べてみるといくつかのメーカーの商品があることがわかりました。
そのマウントアダプターとは…
・最短撮影距離を調整できるヘリコイド付きのものがある。
・ヘリコイド付きにはグリスがセンサーに漏れるものがあって注意。
・カメラ側のマウントがきつい場合がある。
・ヘロコイド付きのもは高い。
・FUJIFILM対応のものは他より高い。
などの情報です。
Mマウントレンズとマウントアダプターを物色
情報もおおかたわかってきたので、レンズとマウントアダプターをネットで探し始めました。
探したのは、マップカメラ 、メルカリ、ヤフオクです。
今時のはやりなのか、メルカリが商品も多く価格も安かったです。
ただ、マウントアダプターは、なぜかFIJIFILM対応のものが高くて、商品も少なかったように思います。
なので、これだけはヤフオクで買うことに。
グリスなどの評判も考えて、SHOTEN LM-FXを購入しました。
レンズの方は、たくさん出玉があるようであちこちで中古が売られていました。
そこで、レンズはメルカリで落札。
と、ところが、間違ってNokton Classic S・C 40mmf1.4を買ってしまうという失敗を。
商品タイトルに「…35mm対応NoktonClassic40F1.4SC…」なんて書いてあって、見間違ったのです。
なんかズルくない?と思いましたが、まあ40mmでもいいかとそのまま引き取り。
35mmも40mmもほとんど同じデザインなので見た目は満足なのです。
VOIGTLANDER Nokton Classic S・C 40mmf1.4
問題があったマウントアダプター SHOTEN LM-FX
それぞれの商品が手元に到着して、早速装着となったのですが…
マウントアダプターのSHOTEN LM-FXとカメラの装着で引っかかりました。
マウントアダプターのサイズが少し大きめ?なようで、カメラのマウントにはめても、そこから回らないほどきついのです。
薄いマウントアダプターだけでは回せないほどきつく、レンズをつけてレンズを持って相当な力を入れて回すとなんとか装着することができました。
ただ、かなり無理している感じで心配になりましたが、やはりカメラ側のマウントが広がった?感じがありました。
かなりの力を入れないと着脱できないので、これは使えないと思い、ヤフオクの販売者に返品を要求しましたが、受け入れてもらえませんでした。
そのやりとりはかなり不毛で思い出しても腹がたつ内容。
途中、「マウントがおかしくなりそうなくらいきつくて使えない」と伝えると、
「そんなにきつく装着したというので、気になっている。その時アダプターを壊されたのでは?と心配してる…」などといちゃもんレベルのことを言ってくる人でした。
これは、何を言っても聞かない人だと思ったので、体力使うのはやめて引き取ることにしました。
マウントアダプター使用には注意が必要なのかも。
このマウントアダプター、どのカメラでもきついのか?うちのXT30だけきついのか?はわかりませんが、こういうこともあるということは気をつけておいた方がいいようです。
Amazonのレビューでも、「きつめだった」などの書き込みもあるようでした。
このマウントアダプターは、「こんなふうにきつい…」という条件つきでメルカリで販売して、売れていきました。
特に苦情もなかったので、買った方の方では普通に使えたのかと思っています。
レンズ遊びは中華レンズへ。
そんなことで、SHOTNE LM-FXは買い直しても同じことになりそうなので、一旦ライカMマウントのレンズ遊びはお休みにしました。
購入済みのNokton Classic S・C 40mmf1.4はメルカリ中ですがまだ売れません。
レンズ遊びの方は、元からXマウントで売られている中華レンズ・コシナレンズを対象にして、先日一つ買いました。
7Artisans 35mmf1.2です。
こちらはデザインも写りもなかなかよくて満足しています。
これもマウント装着は若干堅いです。
ヘリコイド付きで近接撮影できるマウントアダプターは気になりますが、当分こちらで楽しむことにします。
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写真・カメラ愛好家。グラフィック・WEBデザイナー。2004年から写真を始め、スナップ、ポートレイトなど精力的に活動。同時期に自作のホームページを立ち上げネットでの発信も開始、全国のカメラ・写真好きと交流する。
雑誌掲載多数。PHaT PHOTO CONTEST 100Point達成。誌上個展開催。
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