【コラム:作家活動の始め方 1】カメラ歴も長いので作品を残すことを考える。

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この記事の続きは、以下の記事です。
・【コラム:作家活動の始め方 2】写真の作品撮りを考える。
https://lifephoto.work/archives/1512

「カメラ歴も長いけど、何を撮ってきたの?」
私は、2003年頃からカメラを始めて、途中すっぽり抜けていたり、集中して撮っている時期のほうが少なかったりするが…今年で約20年くらいの趣味歴。
撮るものは、特に決まっておらず身の回りのスナップが主で、よくある鉄道、風景、鳥、星…など特定のジャンルを撮っているわけでもない。
最近になって、ふと思うことは、「○○さんの作品を見せてください」と言われた時、出せるものがあるだろうか?ということ。
過去に撮ったお気に入りの写真はあるものの、それはHDDの中で散らばっている、いいものばかりまとめてファイルにしているわけでもない。まして一冊の写真集に仕上げていたりもしない。
それに気づいた時ゾッとした。「やばい、これはこれまでの成果をなにか形にしておかないと…」というちょっとした危機感。そう思うと、好き勝手に撮ってるだけで、切り口を考えて撮ったり、シリーズで撮ったりしているものなんかない。つまり「私の作品」と呼べるようなものが一つもないのだった。
そこで今更ながら、今後は「作品をつくる」ということを少し頭に置いて(自称でも作家と言えるくらいに)、それにはどいう撮影、作風、データ整理、ポートフォリオや生成物、webページや発信をするべきかを考えてみることにした。

作品を残す方法

作品を作り出すためには、撮り溜めたデータを作品としてピックアップすることから始まる。
・一つは、これまでの過去の作品からいいものを選び出す方法。
・一つは、これから撮る写真を、最初から作品として撮る方法。
漠然と「作品を撮っていこう…」というのではなく、方法を整理して確実に作品=成果が形に残ることを考えてみよう。

これまでの過去の作品からいいものを選び出す場合。

過去の膨大な写真がPCのHDDの中にあるので、ここから作品になりそうな画像をセレクトします。
・ロケ地などまとまったカタマリの中から複数選び出す連作写真 → /select/に分離保存。
・一枚ものの単発写真 → グローバルな/oneshot/に集約して新規保存。
とりあえず過去のものはこれで一度目を通しておいて、作品のアウトプットに移る。

これから撮る写真を作品作品撮りとして撮る場合。

作品撮りとして撮った場合も、最初の処理は(上記)過去写真の時と同じ。
但し、このときできるのは、「作品撮りした/select/フォルダー」となる。
この写真たちは、これまでの写真たちとは少し扱いが違って、最も作品として見せるべきものとなっているはずだ。

こうして、各撮影フォルダー内の/select/と、単発写真の/oneshot/が出来上がる。
「select」は、これまで「採用写真」として、facebookにアップしたりしてきたものだ。
これまでと違うのは「oneshot」で、これは本編中の一枚だったり、本編とは関係ないけどイイ写真というのをすくい上げる作業。これを複数の撮影の中から集めてきて一つのカタマリにする。単品集を作るのだ。

作品のアウトプット、整理方法

作品を残すには何らかのアウトプットが必要。アウトプットにはいろいろな方法がある。プリント、webページ、タブレット閲覧…。
作品グループによってアウトプットする方法を分けることにする。これが作品を見せる時の形式で、ちょうどいい加減を探すのが難しい。どの作品をどういうふうに見せたいか?悩むところ。
その作品グループとアウトプット例は以下の通り。
・過去写真の/select/ → webページ
・単発写真の/oneshot/ → タブレット、プリント、webページ、Instagram
・作品撮りした/select/モノクロ → タブレット、プリント、webページ
・作品撮りした/select/青・岩倉しおり → タブレット、webページ
この3つ。

作品のプリントを考える。

モノクロなどプリントの質を追求するようなプリントを練習し、作品として貯めていく。
・作品撮りプリントは、A4クリヤファイルにまとめてポートフォリオにする。
・作品撮りプリントは、モノクロ作品を中心に行っていく。(できれば、同時に額装できるサイズと共用する。)
・スナップ・ソールライターなどの単発作品は、ポストカードサイズでカラープリント。

・同時に、手軽に作品を見せられるようにiPadにも画像を貯めていく。
・これには、作品撮りモノクロ、単発作品の両方を掲載する。

・webページには全ての作品を選別・整理して掲載する。

作品撮りを始める

ここがこの記事のヤマ。むやみに撮っていたこれまでと違って、作品と呼べるような写真を撮っていくには、どうすればいいのか?どういうことをすればいいのか?考える。

どんな作風か、シリーズを決める

「作品を撮る」と言って、簡単に思い当たるのは…近江鉄道を撮り溜めるとか、地域の祭りを撮るとか、職場でのポートレートとか。手っ取り早いのは、鉄道、野鳥、風景…などジャンルが決まっているものだ。しかし、写真作家たちの作品はそんなに単純ではない。もっと複雑で深い切り口で作品を撮っている。それを知るにははひとつひとつ調べてみるしかない。それには、Amazonで写真集を検索して紹介文を漁ってみるのもいいかもしれない。

さて、自分はどういうものを撮っていくのか。今思いつくものを挙げておく。
・静寂シリーズ
(昔から自分には理解できない静寂を撮ったもの。なんでこれがいいのか今だにわからない)
・単作スナップ
(過去作とソールライターを意識したスナップの作品を集める)
・抽象的な写真シリーズ
https://iseshinshin.amebaownd.com/
・甲賀市インデックスポスター
(甲賀市の風景でポスターを作る→https://kokaindex.com/archives/category…
・人物写真
(新しい切り口?ハービー山口、”記憶に残るポートレート”
・青い写真・岩倉しおり
(ノスタルジック、フィルム感、
・X100Fで撮るシリーズ

・ストロボ写真
(ヨーロッパ風

作品を撮る方法

私はいま病気療養中なので、作品を撮るにも思うようにならないことが多い。自宅で静養していることが多いため、撮るという行為から考えていく必要がある。そのための撮影の決め事とは…
・例えば、毎日?決まった曜日?に、近場の撮影場所に外出する。(例えば、近所の池で静寂を見つける…
・月に一回の企画撮影?遠出?。
・撮影場所の吟味。近場で絵になる撮影場所を見つける。
・切り口のあるポートレートを考える。案を用意しておく。

作品撮りについては、別記事で詳しく考えています。
・写真の作品撮りを考える。
https://kokaindex.com/?p=12533

作家になる方法

ロールモデルを研究する

これやってなれるほど簡単ではないが、とりあえず…
・岩倉しおり、もろんのん等の、これまでの経歴、出版、発信などを調べて、活動の参考にする。
・彼女たちを参考にするのは、一個人でスタートして世間に認知され、様々な仕事に繋がっているから。
・岩倉しおりの作品を研究する。

作品をどう発表するか、どこにまとめるか

写真を撮って作品を作っても発表しなければ意味がない。作品を発表する場所を整理する。

コンペに出す

・作品をコンペに出品し受賞・入賞することで作家としての箔がつく。
・また、作品の出展は作品作りの勉強になる。
・海外のコンペを探して出展するのもいい。手軽なのはFacebookグループなどのネット上のコンペもある。
・県内の写真展、全国の定番の写真展などチェックしておく。

SNS

今は、SNSでの発信が不可欠。
・Twitter、Instagramに専用のチャンネルを作って投稿する。
・投稿は、選別したもので、切り口などぶれないように心がける。
・ハッシュタグの選定。

web site

・写真作家としての専用webサイトを作る。ここには作品撮りモノクロ、単発作品を載せる。
・観光スポットの写真はkokaindexに掲載する。
・作家専用サイトは、Ameba Owndがいいかもしれない。他はTumblr、Instagram…
・これらの投稿分は、すべてtwitterでPRする。

まとめ

とりあえず頭にあることを書いておきました。
ちょっと、思ったような記事にならなかったので追記していきます。
また、どんな作品撮りをするか?については改めて別記事で書いて行こうと思います。

この記事を書いた人

holiday_camera_snap
写真・カメラ愛好家。グラフィック・WEBデザイナー。2004年から写真を始め、スナップ、ポートレイトなど精力的に活動。同時期に自作のホームページを立ち上げネットでの発信も開始、全国のカメラ・写真好きと交流する。
雑誌掲載多数。PHaT PHOTO CONTEST 100Point達成。誌上個展開催。


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