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【作品制作】知り合いの写真・アート作家さんにお話を聞いてきたので、自分の作品制作の現在をメモしておく。
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知り合いの写真・アート作家さんにお話を聞いてきた。
昨日、知り合いの写真・アート作家さんに、作品制作や売り込みや個展なんかのアーティスト活動全般についてお話を聞いてきました。
この作家さんというのは、昔の職場の同僚です。
その当時から、仕事以外に自分の創作ごとに時間や行動を全振りしてる感じで、パワフルだなーと思っていた方です。
その後、facebookでうすーーく繋がっているだけの間柄で、時々その時やっている創作(主に写真)の投稿があって、なんとなく何をやっているか知ってる…という。
それが、先日9月頃?「ニューヨークで展示してきます!」と投稿があって、次は「銀座で…」と続きました。
そこに展示する作品が一緒に投稿されていたのですが、「あ、変わってる!」。
作品が、それまでとはガラッと変わって一気にアーティスト作品になっていたのです。
そこで、これはどうしてこうなったのか!?是非聞きたい!と思い、久しぶりにお茶しませんか…とメッセージをしたのでした。
そんなことで、2月ほど期間がかかりましたが、晴れて作家活動の一部始終をお聞きすることができた。
戦略や実務まで実に細かいところまで、なんでもお話いただいて本当にありがたいことでした。
そして何より、モチベーションアップになりました。
実際やった人がそこにいて作品がある…それは、私もやりたい!という効果が絶大にあるのです。
この話は、また別の記事でまとめてメモをしておきたいと思います。
今日は別の話で、自分のToDoを早々に確認しておこう…という記事です。
僕のこれまでの写真生活と写真フォルダーのこと。
さて、なぜ「作品撮り」「作家」などと言っているかと言うと…
写真の趣味を長年やってきたのですが、それはほとんど対象を絞らない身の回りのスナップでした。
写真好きな人がやるような、鉄道、ネイチャー、飛行機、ポートレート、花…などジャンルを絞って、そのジャンルの作品を取り溜める…というようなことをやってこなかったのです。
今の時点で、近所の鉄ちゃんにも負けているのです。
だから、「あなたはどんな写真をとってるの?」と聞かれた時、これです!と言えるものがないことに気がついたのです。
あったとすれば、雑貨カタログやグルメ雑誌のカフェなどのような写真を撮りたくて、そんな写真ばかりを撮っては喜んでいただけでした。
気がつくと、なんの脈絡もないスナップ写真が入ってる膨大なフォルダーがハードディスクにあるだけ。
そこで、どうせ写真はこれからも撮っていくのだから、作品として写真を撮っていくことは始めよう…と考えたのです。
しかし、正直言って、世間にある写真集や大きな賞をとった写真の良さが全くわかりませんでした。
それで、やり始めたのが以下のこと。
・どんな写真家がいるのか?写真家の写真を調べる。
・写真作品の意味や見方を調べる。
・美術史講座・写真史講座の受講。
・自分の作品の掘り返し・再確認・把握。
・作品のテーマの模索。
・作品発表の方法を調べる(SNS、webサイト、個展)
・写真作品がどのように撮られているか?の実際の行程ややっていることを調べる。
・木村伊兵衛賞の受賞者の作品と評価の内容などを調べる。
・写真やアートの作家さんに会って話を聞く。
こんなことから始めてました。
それで、友達で作品制作をやっている人に話を聞く機会も探していたのですが、
9月と11月、実際の制作のお話を聞くことができたのです。
これまでの写真をどうするか?そしてこれからの作品撮りの計画。
今回お話を聞くことができて、自分の作品作りの計画が途中になっていたのを、ここで確認しておこうと思います。
それは、どんなテーマや切り口で作品作りをするか?というものです。
とりあえず、思いつくことを全て書き連ねています。
では行ってみましょう。
過去作品を整理する。
これからどうするか?も大事なのですが、今まで撮ってきた写真をいきなり全部捨てられない。
なので、その中からあるテーマで掘り起こして、何かの形でまとめて区切りをつけることを考えました。
・過去のポートレート組み直し・まとめ(全体を見て何かの切り口でピックアップしてまとめる
・ソールライター風なものをピックアップ
・市内ポスター(甲賀市内の写真で作っている「地元発見ポスター」の続き
など…
撮り方から考えるこれから撮る写真の糸口
・アウトフォーカス、ボケ写真(Planar50mmf1.4などのボケ写真をピックアップ、ワイフェンバックなど
・川内倫子、ティルマンス(クラシッククロームで身の回りなどを撮るシリーズ
・遠征(遠出して撮る、ロードムービー・ニューカラー的写真、オンザロード系、自動車たちより系
・空、水・波イメージ(空、波紋、影、光、雲、という特別な対象のシリーズ
・モノクロ(モノクロ写真のイメージやシルエット写真を意識的に撮る
・ポートレート(撮り方の考察、色、ブレ、サロン、モノクロ、アービングペン、奈良美智風、スタジオ、…
・岩倉しおり・青フィルター(岩倉しおりの世界観を青い色調で、ゆうぐれ、夜、イルミネーション、駅、海辺、水田、桜…
・ウツレンズ(針穴写真の世界観
・動画(市内イメージ動画など
・合成もの(G1XのHDR撮影による4ショット合成写真
・絵画的(絵のような写真、35mmf1.2などの開放による溶けるような効果で撮る
・燃える花・溶ける花(ボケなどで花を絵画的に
・ランプ・イルミ(ランプなど特定のモチーフでいろいろな場面を撮っていく
・ノーファインダー写真(無意識の意識。白目で撮る。写るものを制御しない、リアルな世界
・地元写真(地方を見せる写真、見せ方は?
・先にキーワードを決めてそれを探して街に出る、アレックソス的な方法。
・雰囲気などイメージにこだわって撮ってみる(濱田英明、
・56mmによるスナップ(ソールライター
・X100Fスナップ(たび、日常、京都、中崎町…
・モノクロスナップ(X100F、ポラフォーマット
・キョウトボーイズ
・グラフィックスをプラス(文字入れ、コラージュ
・フィルター(トレペワーク
・本を一冊作るつもりで構想して撮る。
・始めている「抽象写真」の続き。 https://iseshinshin.amebaownd.com/
・始めている「ローファイ写真」の続き。 https://lomofolder.shiga-saku.net/
・始めている「Photography Japan」の続き。 https://modelbook2.shiga-saku.net/
写真作品のテーマや切り口
・社会問題の提起(提起するだけでいい。LGBTQ、人口減少、差別、貧困、知られていないこと…
私の周りだと…少子化、過疎、市内ネタ
・AI(AI写真の考察、AIにできないこと、
・ネットの写真
・残すべきもの(今の時代を代表するもの、通り過ぎて忘れてしまうもの
・市内でティルマンス、市内でニューカラー(ネオカラーを考える
・ピカソ(多視面的合成を美しく
・図鑑(ベッヒャー的。それを問題の類型の羅列と美しさ?エグさ?残酷さ?…で表現
・テーマ「抵抗」写真史、時間、アートに対する抵抗
・ウォーホルの既製品を使った手法を本歌取りする…
・フェイク写真(思わずダマされて、考えさせる写真
・時間性(現在、過去、未来を取り扱う
・例えば、地元のことでA→Zのキーワードを決めて街に撮りに出る。
一冊の本のように、地域問題?再発見?人?もの?こと?
…
写真作品、アート作品とは
・その時代性を含んだもの
・後年、それを見てその時代を象徴しているものを表現していて、何もしなければ消えてしまうのを形にして残す作業。例えば、村上隆のフィギュア作品は2000年代の日本といえばアニメ文化に象徴される…というもの。
・問題提起するもの(GBTQ、人口減少、差別、貧困、知られていないこと…
・見る前と見た後では、元に戻れないもの。
・それは本当にそうですか?と問いかけるもの。
・美しいだけの表現は終わり、見るとナイフで刺されたような体験をするもの。
…
コンテキストのこと
忘れてました、あとで書きます。
過去の写真作家の作品の評価内容とは
・杉本博司・海景(海と空の水平線、現代と太古の人が同じ景色を見ることができる。
・杉本博司・劇場(映画館のフィルム1作品分の光で館内を撮影する。
・杉本博司・放電場 Lightning Fields(放電によってごく短い時間を記録する。
・HIROMIX(10代の女子の日常を、始めて切り取った。
・ニューカラー(白黒だった写真界でカラーを使い、アメリカの日常を切り取った
・川内倫子(その直前ネガフィルムの発色が劇的に良くなり、なんでもない日常を初めて美しく切り取った
・佐内正史(「わからない」なんでもない場面を切り取って発表した。これでいいんだという提案が初めてのこと。
・今森光彦(「里山」里山という環境を発見してそれを初めて定義し、そこに生きる生物の営みを切り取った。
写真表現とは
写真表現とは…
例えば、センスやユーモアで撮る。
→被写体に表現者を重ねた時。
黒人が黒人を撮る。インビジブル(社会的に人として見られていない、いないことになっている人たちを、写真で見せて存在を証明する。写真を武器に、写真の力。
例えば、それを見て会話が生まれる。
→批評性のある写真。
ノーファインダー写真(無意識の意識。白目で撮る。写るものを制御しないリアルな世界。
意図しないものが映り込む、写真のみができること。
イメージを操作しない。→作品ぽく作らない、それが面白さにつながる。
…
NFT的な作品とは
・データ作品が基本。
・フィジカルな世界では価値をつけられないモノに、デジタルで価値を与えるモノ(世界で初めてのツイートとか)
・デジタル世界だけで存在する作品とは?
これができればNFT的な作品となる。デジタルで初めてのことをする。
・作為的な写真をねっとに投下する→錯覚した事実として広がる…
作品の販売
…
地元で作品展・個展を開く。
目的
切り口
…
写真館的な撮影
…
まとめ
今日は、とりあえずここまで。
以後追記します。
この記事を書いた人

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写真・カメラ愛好家。グラフィック・WEBデザイナー。2004年から写真を始め、スナップ、ポートレイトなど精力的に活動。同時期に自作のホームページを立ち上げネットでの発信も開始、全国のカメラ・写真好きと交流する。
雑誌掲載多数。PHaT PHOTO CONTEST 100Point達成。誌上個展開催。
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