フジフィルムが見つけた金脈とは?
フジフィルムが見つけた金脈とはどの事業・商品のことだったのでしょう?
「フジフイルムが見つけた金脈」という表現が指しているのは、最近の決算報告などで同社が“写真事業”などの既存のイメージング部門で「思いがけず利益が伸びてきた」領域のことです。
つまり、かつて「斜陽」「停滞」と見られていた部門が復調し、収益の柱として再び期待できるようになってきた、という意味合いです。以下、情報を整理します。
ネットでは、富士フイルムHDの後藤禎一社長が「写真事業は停滞する事業と思われていたが、新たな金鉱脈を見つけた」と語っており、イメージングセグメントの2022年度営業利益が約729億円と前年の約2倍になったことを指摘しています。
特に、「スマートフォン用プリンター『リンク(Link)シリーズ』」など、小型プリンター/フォトプリンターの製品群が好調で、デジタル化を推し進めたことが収益性の向上に寄与していると分析されています。
また、別の記事では半導体材料事業が成長領域として「マルチ戦略」で拡大中とも報じられており、これも富士フイルムの新たな“金脈”の一つとしてあげられています。
「金脈」が指している事業(主なもの)は…
整理すると、「フジフイルムの新たな金脈」として期待されているのは以下のような事業です。
スマホ向けプリンター/フォトプリンター(Linkシリーズなど)
コロナ後写真復調の波に乗り、手軽に写真を出力したいという需要がある。プリント文化を家で楽しむ市場が拡大中。利益率も改善中。
コンシューマーイメージング全般
デジカメやチェキ(インスタントカメラ)など趣味・愛好者向けの製品群。コロナ禍で撮影機会が減ったが、2022年以降回復・買い替え需要がある。
半導体材料・電子材料事業
映像以外の技術・素材領域での収益伸長。CMP スラリー、フィルム系材料以外の光学・センサー材料などが市場拡大中。2030年度までにこの分野の売上を大きく伸ばす戦略がある。
留意点・不確定な部分
為替(円安)の影響が売上・利益を押し上げている面があるので、「実質的な成長」がどの程度かは見極めが必要。
写真・プリント市場が再び拡大傾向とはいえ、将来ずっとこの勢いが保てるかにはリスクがある。技術革新やスマホカメラの性能向上による代替、消費の飽き・競合の増加など。
半導体・素材領域は資本・開発コストが大きく、供給チェーンや国際競争の影響を受けやすい。
世界でtiktokでx100Vが人気になった件は…
この頃、世界でtiktokでx100Vが人気になりましたが、購買層がカメラファン以外で全世界ということで、ここの層に売れるカメラづくりというのが金脈では?と考えると。。。
実際に X100Vの大ヒットは、従来のカメラ市場では想定されていなかった層(若年層や写真初心者、ファッション感覚でカメラを選ぶ層)にまで広がった ことが大きな要因でした。
TikTokやInstagramなどのSNSで「おしゃれなライフスタイルの象徴」として拡散したことで、
・従来の「写真マニア」ではなく
・Z世代・ミレニアル世代
・映像・ファッションに敏感な層
・iPhoneから次のステップに進みたい層
が購入に動いたのです。
この現象を「新しい金脈」と見る見方はとても的を射ているかもしれません。
フジが 化粧品や医療事業 を「金脈」と表現しているのは会社経営上の大きな柱としてですが、カメラ事業内だけで見れば、
「X100V現象 → ライカに近いブランド感を持ちながら、SNSで映えるデザイン × 高画質」というニッチに世界中の若者が殺到したことは、確かに新しい市場の発掘」だったと言えます。
あとがき
要するに…
・カメラ=道具 ではなく。
・カメラ=ファッションアイテム/ライフスタイルの象徴。
に転換したことが、フジにとって“第二の金脈”の兆しなのかもしれません。
以上、FUJIFILMに関する思い返し記事でした。
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