FUJFILM X-Pro4は出ないのか?X-Proシリーズの終了。

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FUJIFILM X-Proシリーズの現状

2023年3月現在、FUJIFILMのアイデンティティ機種であるX-Pro3がディスコンとなっている。
普通なら、新旧機の販売がオーバーラップしてシリーズの継続となるのだけど、最近のFUJIFILMはそうなっていない。
これは特別なことなのか?それともシリーズが終了してしまうのか?FUJIFILMユーザーの間ではやきもきする状況が続いている。
そんなX-Pro3の後継機X-Pro4・シリーズはどうなるのか?を考えてみたい。

X-Pro4発売に関するウワサ

これまでのX-Proシリーズの発売は以下の通り。
X-Pro1:2012年2月
X-Pro2:2016年3月
X-Pro3:2019年11月

このペースで行くと、X-Pro4の発売は、2023年7月〜2023年12月となり、今年はX-Pro4が発売されてもおかしくない。ちょうど昨年から今年にかけて、X-H2、X-H2S、X-T5が発売された今だから、2023年のX-Summitのメインとして発表されるのではないかと見られる。

また、これとは別にX-Pro3のマニアにしかウケない仕様や訴訟問題などの理由から、X-Proシリーズ自体がここで打ち止めになるのではないか?とも心配されている。

X-Pro3の思想とスペック

X-Pro3の思想は、フィルム時代のカメラに通じるアナログな使用感とそれを支える最先端の技術。
懐古趣味とも言える、素通しのガラスファインダーを覗き撮影を100%愉しむという、デジタルとは違った撮影体験を目指している。
以下まとめると…
・撮影時に折りたたんでしまうhidden液晶画面。フィルムカメラ感。
・レンジファインダーによる撮影方法。
・レトロながらハイテクなアドバンスドハイブリッドビューファインダー。
・素通しファインダーはブライトフレームがズームにも対応する。
・裏面照射型2610万画素、X-Trans CMOS4センサー。
・高速画像処理エンジンX-Processor4。
・チタンをボディ外装、マグネシウム合金ボディ内部フレーム。

特にこのカメラは、撮影時には折りたたんでしまうHidden液晶が話題となり、これを受け入れるか受け入れないで購入の可否を大きく分けることになった。
こんな尖った仕様のカメラがX-Pro3であり、FUJIFILMのアイデンティティの中心ともされている。

関連リンク:TiktokでX100Vが人気ってどういうことになってるの?X100Vがウケている魅力とは何か?
http://cloud.daa.jp/archives/437

X-Pro4の思想とスペック

では、次に来るX-Pro4について考えてみよう。
X-Pro4は、前機種X-Pro3の問題点を修正したり、ユーザーの希望に沿った仕様変更することになるでしょう。そんな仕様とは…

一番のポイントは、Hidden液晶でしょう。これには賛否が別れ、好きな人には刺さったものの、それが全ユーザーのどのくらいの割合を占めていたかというと疑問でした。
私がネットで見聞きした感触では、Hidden液晶はやりすぎだったと判断されるのでは?と思っています。なので、次に来るX-Pro4ではチルト液晶になるのでは?と思っています。X-T5でも写真撮影に寄せた仕様になったことからも可能性は高いでしょう。

次のポイントが、ハイブリッドファインダーのOVF倍率です。
・X-Pro2は18mmから140mmまでの範囲に対応。
・X-Pro3は23mmから140mmまでの範囲に対応。
X-Pro2のように、18mmから対応して欲しいという声をよく聞きます。
もしかしたら、ここを直して来るんじゃ無いかという気がしています。
これ技術の話で、使わないとしても載せておいて欲しいというメカニックファンの心理ですが、これに答えるカタチです。

そして、悩ましいセンサー。先行で発売されているX-H2とX-H2sに搭載されている二つのセンサー
・CMOS5 HR 4020万画素
・CMOS5 HS 2616万画素
このどちらが使われるかです。
X-T5ではCMOS5HR 4020万画素が使われたので、X-Pro4でも同じ4020万画素が使われるのではないでしょうか。
X-HSシリーズを高画素と低画素?に分けたことで、現状2600万画素で必要十分という見解が見えますが、スチール撮影主体のカメラとしてはまだ高画素を追求できるということで、影のフラグシップ?としては4020万画素を選択することになるでしょう。

また、
・CMOS5 HS 2616万画素
・メカシャッター外し
・IBIS搭載
という流れも考えられます。

このように、次期X-Pro4は、X-Pro3のクラシカルでいてハイテクな技術が詰まった、FUJIFILMのアイデンティティ・フラグシップ機として、ユーザーの要望を取り込みこれまでの路線をさらに突き詰めたカメラになることでしょう。

関連リンク:XT30にマニュアルの7Artisans 35mmf1.2をつけたら、全く新しい撮影体験になった。
http://cloud.daa.jp/archives/491

X-Proシリーズ終了・継続と今後の観測

このように、FUJIFILMのアイデンティティ・フラグシップ機として存在意義のあるX-Proシリーズですが、シーリーズが終了する可能性が無いわけではありません。
昨今の世界情勢やFUJIFILMのビジネスの状態がそれを許さない場合もあるはずです。

気になるのが2022年後半から2023年前半における製品ラインナップの状況です。
今まで販売されていた多くの製品がディスコンとなり、現時点で非常に少数かつ寂しい状況となっています。これを見ると、売れるものだけを確実に作っていこうとする方針にも見えます。
だとすると、X-Proシリーズのようなマニアックな機種は生き残れない…という心配です。

しかし詳しく見ると、現在は上位機種が刷新された状態とも見え、ミドルやエントリーがこれから出てくる過渡期のようにも見えます。
これは、普段なら新・旧の機種の販売期間をオーバーラップさせるところですが、昨今の半導体を中心とする部品調達の難しさからそれができなかった…とも推測できます。

また、部品調達の難しさは、製品ラインナップを絞らざるを得ない状況にもしているのかもしれません。そんな中で優先されるのは、売れ筋のX-H2シリーズとX-T5。
世界情勢が安定して部品の供給が成されるようになるまでX-Proシリーズはおあずけ…ということもあるかもしれません。

どちらにしても、デジタルカメラ界全体の中でも稀有なカメラであるFUJIFILM X-Proシリーズは、多くのマニアが残して欲しいと思うでしょう。たとえ自分は買わないとしてもです。それでもFUJIFILMには頑張って欲しいのです。

個人的な希望だと、X100シリーズとX-Proシリーズを残して欲しい。
こんなトリッキーな技術を詰め込んだカメラがあることだけで嬉しくなってしまう。
いまは、今年のX-Summitに期待するだけです。

関連リンク:【FUJI RUMORS】X-Pro4?スイスの富士フイルムが hidden液晶ではないX-Pro3 を公開。
http://cloud.daa.jp/archives/415

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