【写真集制作】セブンイレブンのマルチコピー機で写真集を作ってみた。鈴木心Youtube

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昨年からやっている写真作家や写真作品の制作の一環で、過去の作品整理もやらないとと思っていて、何か作品群にまとめて写真たちを手に取れる形にしたいと思っていました。
そこで目についたのが、Youtubeで写真家の鈴木心さんの、撮ったポートレートをささっとセレクトしてそのままコンビニでプリントして写真集にまでしてしまう…というもので、この方法で写真作品の具体化をやってみることにしました。
今回は、その工程や知識や考えたことなどを記事にしておきます。

写真作品を形にする、手作り写真集・ZINEの制作

昨年から、これまで撮って来た写真の作品化を考え始めていた中で、1つの方法として写真のBOOKがありました。
これは、言ってみれば…写真集、zine、アルバム、Bookなどをさしていて、簡単にいえば写真アルバムの形で写真を作品らしくまとめようというものです。

当初は、自宅プリントをクリアファイルにまとめたり、アルバム作成サービスを利用したりというのを考えていたのですが、
Youtubeで、写真家の鈴木心さんが、撮ったポートレートをささっとセレクトしてそのままコンビニでプリントして写真集にまでしてしまう…という動画を出されていて、これがなかなかいいかもしれないと気に留めていたのでした。

しかし、実際やるとすると細かいところを調べたりすることが必要で、いつか…と、手がつけられずに時間が過ぎていたのですが、ある時この方法で「写真集を作ってみた!」というブログ記事を見つけて、プロセスや注意点などを知ることができたので、一気にコンビニ写真集を作ってみようということになりました。

・【フジX100V】業界最速。ちょっと早すぎるグラビア写真集を1時間で作りました!【白川うみ】
https://www.youtube.com/watch?v=8pJtkjGDFkM

・【かんたん写真集】セブンのマルチコピー機で写真集作ってみた!♯1
https://www.01dougajyuku.work/entry/2022/09/03/150000

なぜ写真集(ZINE)スタイルか?

作品の具体化には色々な方法があります。普段はネットで公開しているだけですが、ここぞという場面…
・写真の個展での展示
・写真家として作品のプレゼン
・お店などにおいて貰ってPRする
・作品の販売

と、こんな時には、今回のマルチコピー出力の冊子スタイルがちょうどいいと考えています。
もちろん、仕事のプレゼンなどで見せるBOOKのようなものは、一枚づつのプリントアウトをファイルにまとめたものがいいかもしれません。
しかし、その他の多くの場合、マルチコピー冊子が手軽で機動力がありそうなのです。

マルチコピー冊子のいいところは…
・価格が高くないので、お渡ししてしまえる。
・冊子という形が、写真集という作品の形式に近く、写真集として扱える。
・プリンターと違って出力が安定している。
・紙が薄いのに両面印刷できて、zineぽさも出せる。

と、こんなところ。
特に、自宅プリンター出力は紙が厚くて、冊子には向かないなあと思っていたので、この方法はいい選択になったのです。

写真集の仕様、マルチコピーによる写真集を作る上で考えたこと

どんな写真集にするか?は以下の通り、
・今回は、イベントなどのくくりでまとめる。
・鈴木さんの動画に習って中身は写真を全面に貼り付けただけで、文字などはない。
・表紙・裏表紙だけは少しデザインして文字を入れる。
・サイズは、A5サイズ、中綴じ。
・ページ数は、プリント代1,000円以内ということで、A4・両面印刷で10枚、10枚×4ページ=40ページ。
・透明樹脂板の表紙。
・コンビニに持ち込むデータはPDF。

と、こんな感じ。
プリントはA4・1枚50円ですが、両面プリントすると1枚100円となるので、1,000円で10枚出せることになります。
耐久性を高めるために、樹脂板の表紙をつけることにします。これだと、一気に写真集ぽさが増すのと、手に持っても見やすくてページ自体がペコペコと折れて劣化するのが抑えられます。

写真のセレクト

昨年の作品制作を考え始めてから、HDの過去作品フォルダーを見返してマークしています。
今回はその中から、まとまっているものを…と思っていましたが、Jazzライブを撮りに行ったものがあって、それがまとまりがいいので、まずはその一回からピックアップすることにしました。

写真のセレクトは、撮影時に一度レイティングをつけたのが残っていたのでそれを基準にしました。
今回、写真の数は40枚になるので、さらに絞ることにしたのですが。これがなかなか大変で、
・いい写真
・似ている写真をグループに
・あえてブレた写真
・アップで使う写真

という風に想定してだんだんセレクトを詰めていきました。
MacのFinder上で見比べて選ぶのですが、これがなかなかやりにくくて、最終的には版下データを作るイラレの代用ソフトAffinity Designerに写真を呼び出してセレクトを完了しました。

印刷データの作成

最終的にPDFデータを作ります。作り方は、MacだとFinderで画像を選んで右クリックで「PDFにまとめる」というコマンドがあるようですが、今回はレイアウトソフトAffinity Designerを使いました。
理由は、表紙・裏表紙をデザインするのと、各ページに小さくテキストを入れようと思っていたからです。

Affinity Designerでの作業は簡単で、A5サイズのアートボードを一枚作って、それをコピーして増やしていきます。
アートボードを40枚作ったら、そこに画像を貼り込んでフレーミングをしてOKです。
先に、試しにAffinity DesignerでPDFで画像を貼り込んでPDF書き出ししてみましたが、割とあっさり完了するのでこの方法で行くことにしました。

データ作成上の注意点は、
セブンイレブンの場合、PDFデータのサイズは、10Mbyte以下にする必要がある。
・A4一枚に写真4枚単位でプリントするので、ページ数は表紙合わせて4の倍数に。
・写真の並びは、並べたい順番にすればマルチコピー機で勝手にうまく出力してくれる。
ということです。
10Mbyteの件は、上記の参考にしたブログに書いてあって大変助かりました。

コンビニでプリント

いざ、セブンイレブンでプリントです。
が、マルチコピー機のパネルで条件を選んでいくのですが、結構迷いました。
帰って検索してみると、以下のような参考ページがありました。先に見ておけばよかったです。

・コンビニのマルチコピー機を使って中綴じ冊子を作る方法
https://blog.bestprints.biz/convenience-store-print-booklet/

これによると手順は以下の通り…
1.マルチコピー機で「プリント」を選択
2.「普通紙プリント」を選択
3.メディアの種類を選択
4.メディアを挿入
5.PDFファイルなので「ふつうプリント」を選択
6.印刷ファイルを選択
7.カラーモード(白黒/フルカラー)を選択
8.できあがり用紙サイズ(今回はA42つ折りなので)A4を選択
※できあがり用紙サイズは冊子の展開サイズ(見開きサイズ)です。
9.詳細設定で「小冊子」を選択
10.綴じ方向、「左とじ/上とじ」を選択
11.印刷部数を選択
12.プリントスタート

製本

次は製本です。今回も以前アルバムを作った時と同じ体裁で作ります。
・表紙と中身は同じ普通紙のプリントアウト。
・表紙の外側に透明樹脂(100均のPPシート)のカバーをつける。
・閉じ方は、タコ糸による中綴じで。

写真集の完成品

完成品の写真を載せておきます。
写真をモノクロにしてプリントしたので、マルチコピー機出力でもいい感じになったと思います。

感想と反省と改善など

最初のプリントは、モノクロデータをカラーでプリントしたのですが、これは結構いいプリントでしたが、もう一冊分のプリントは白黒プリントしたところ、黒ベタなどは綺麗に出たのですが、画像によっては普通のコピーみたいに粗い感じが見られました。これは中間濃度の場面で起きているようにも思えました。やはりカラーで出す方が良さそう。
モノクロでデータを作る場合は、コントラスト高めにする方がかっこいいようです。

この記事を書いた人

holiday_camera_snap
写真・カメラ愛好家。グラフィック・WEBデザイナー。2004年から写真を始め、スナップ、ポートレイトなど精力的に活動。同時期に自作のホームページを立ち上げネットでの発信も開始、全国のカメラ・写真好きと交流する。
雑誌掲載多数。PHaT PHOTO CONTEST 100Point達成。誌上個展開催。


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