【写真展】地元の写真展に出展しました。私が出展する理由。

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(私の写真の講評場面、作る写真も歓迎します…とのこと)

2024年、今年も地元甲賀市の美術展・写真部門に出展してきました。
今年はどんな写真を出したのか?賞をもらえたのか?など、今年の経緯をメモしておきます。

甲賀市美術展 2024 写真部門 概要

写真部門の展示は…
・碧水ホール
・会期:2024年2月22日(木)〜3月1日(金)
    (26日(月) 休館)
    10:00〜16:00(入館は15:30)
・審査員による講評会:2月24日(土)13:30 〜
・表彰式:3月2日(土)14:00〜
・搬出:3月3日(日)10:00〜12:00、5日(火)10:00〜15:00

今年も写真部門に出展しました。私が出展する理由。

今年も地元美術展出しました。
もう、5回目になりますが、もともとなぜ出すことにしたのか?を改めて書いておこうと思います。
これ、ちょっと誤解を招きそうなのでですが、そういうつもりではありませんので…と先に言っておきます。

それは、もともと地元で写真仲間を探したい…と思ったことが発端です。
自分と同じような写真好き=雑誌PHaT PHOTO、フォトウォーク、岩倉しおり、中崎町、雑貨・カフェ写真…こんなジャンル。
そんな写真仲間がいないものかと探すけれど、なかなか地元にでは見つからない。
そんな時、地元で写真やってる人は地元の美術展に集まってくるはず!と思って、写真部門の展示を見に行った。
すると、考えていたのとはちょっと状況が違っていて愕然とした。

地元の美術展というのは…
ほぼ、二科会に代表されるような写真界の流れだけの写真が出展されていて、私がやっていたようなジャンルの写真は一枚もない。
そういう、ジャンルを否定するわけではないのですが、特に決められていない、地方自治体の主催する写真展なのに、こんなにジャンルが限られていることに違和感を感じずにはいられなかったのです。
それは、みんなのものである地元の写真展が、一部の写真ジャンルの世界に独占されているように見えてしまうのでした(ちょっと大げさ)。

そこで、自分がこれらとは違うジャンルの写真を出展して、同じような写真を撮っている人たちにも「自分も写真を出してみようか?」と考えてもらえないか?と思ったのです。
そうやって、少しでもいろいろなジャンルの写真を撮っている人たちにも、地元写真展に参加してもらえることが健全に思えたのです。
(かと言って、今が不健全と言ってるわけではありません、いろいろな人が参加できるような雰囲気ができれば…ということです。)

セレクトした画像と選び方。

今回で5回目の出展となる甲賀市の美術展ですが、出す写真のセレクトは5年前と同じです。
それは、
・必ずしも、受賞を狙うのではなく、この美術展に新しい流れを作ることを狙って選ぶ。
・現在出展されている写真の流れとは違うものを目指す。
・この写真展で既視感のあるものは避けて、目新しさを優先する。
・普段、自分が撮っていて、美術展にはそぐわないと思われるような写真も候補に入れる。
です。

これらを加味して選んだのが以下の写真2枚。


この写真は、普段行なっている作品撮りの一枚。
モデルに椅子に座ってもらい、こにイルミネーションを飾り付けて、日が落ちた暗い環境で撮ったもの。
全体の暗さや、イルミネーションのクリスマス感、アコーディオン奏者…など、これらが出すイメージを表現したい写真です。
こういった、セットアップした写真というのは、美術展にはほとんど出ないと考えました。


2つ目は、よくある写真なのですが、琵琶湖の奥の洲が陸続きになった時の写真で、珍しい出来事を写真に撮って記録しておき、世間に発表する…という、写真を撮る人の使命の一つとして、これを出すことにしました。
写真を撮る人は、実はこういう使命もあるのだということの確認です。

私の出展結果

今回の出展の結果です。
結果は、展示だけがされる入選で、受賞はなし…ということでした。
残念。

講評会で、私の写真の評価を聞いたのですが、アコーディオンの写真は、暗すぎて何が写っているかわからない…とのことでした。
これ、わかりにくいとは思っていましたが、アコーディオンが写っているのでわかるだろう…という想定が外れました。
選者の先生に、写真の内容を説明すると、そうか…そういうセットアップしたような写真は、もっと出して欲しい…とおっしゃっていて、狙いは悪くなく、新しい流れを歓迎するような印象でした。

もう一点の、奥の洲の時事ネタ写真は、特に評価もされない感じでした。
これも、どういう意味で出したかを説明できれば、多少の賛同はいただけたかも?と思っています。

審査員の講評会

展示の会期中に、選考員の先生の作品講評会がありましたので、そちらも聞いてきました。
これを聞くことで、どういう選考基準なのかがよくわかり、次回からの入選の参考になりますし、
選考側がどういう考えなのかを知ることができます。

講評内容は…
・アイデアと独自性、作る写真を評価。
・風景写真の素晴らしさ。
・無駄を省いて、光だけで表現。
・木の枝をデザイン的に撮った。
・写真の額装の不備がマイナスに。
・子馬がじゃれ合うシャッタチャンス。
・空が多く、思い切ったフレーミング。
・ガラスに映った自分を不思議がる様子。
・3枚の組み写真が映画のカットのように感じる。
・プリントの精度が高い。
・空き缶をたくさん船に乗せる珍しい写真。残していくべき写真。
・雪についた足跡があかりの灯った家に続く。物語性。
といった感じ。

まとめ

今年は、セレクト時から、あまりぱっとしないと思っていましたが、やはり入賞はできませんでした。
毎回、写真を選ぶ時、普通に迷ってしまい、自分が出すべきテーマを忘れてしまっています。
最後になって、自分らしく美術展の作風に左右されないセレクト…というのを思い出して選んでいます。
もっと効率的に選んで、エッジの立った写真にできるようにしたいというのが課題かもしれません。
来年も出展できるように撮影に励みたいと思います。



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